『鹿児島の古い風土が生んだ大崎事件!人生を取り戻す戦い!』
- 大崎事件
- 原口アヤ子さん
- 冤罪
- 鹿児島では不可解な事件が時々起きる。警察の犯罪だ。お上意識、おいこら警官、常に上から目線。役人警官は常に身内の犯罪を隠ぺいする。その手の犯罪が沼地の泡のように次々浮かんでくる。 東京の目が届かないことを良いことに勝手なルールがまかり通る。ビジネスや観光以外では行きたくないね。
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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170628/k10011033041000.html
大崎事件 90歳女性の再審認める決定 鹿児島地裁
6月28日 14時27分
38年前、鹿児島県大崎町で義理の弟を殺害したとして、殺人などの罪で懲役10年の刑が確定した90歳の女性について、鹿児島地方裁判所は、再審=裁判のやり直しを認める決定を出しました。
昭和54年10月、鹿児島県大崎町で当時42歳だった義理の弟の首を絞めて殺害したとして、殺人などの罪で懲役10年の刑が確定し、服役を終えた原口アヤ子さん(90)は、無実を訴えて、再審=裁判のやり直しを求めました。
3回目となる今回の再審請求で、弁護団は、検察から初めて開示されたネガフィルムをもとに現像した写真を調べた結果、遺体の皮膚に変色が見られないため、絞められて殺害されたのではないとしたうえで、共犯とされた親族が原口さんとともに首を絞めて殺害したとする供述は信用できないと主張しました。
28日の決定で、鹿児島地方裁判所の冨田敦史裁判長は「確定判決が認定する死因や原口さんの関与を直接裏付ける客観的証拠は存在せず、親族の自白の信用性は高くない。証拠を総合的に判断すれば、殺害行為などがなかった疑いを否定できない」として再審を認めました。
この事件では、1回目の再審請求を受けて平成14年、鹿児島地裁が、共犯とされた親族の供述は捜査官の誘導があったと考えられるなどとして再審を認めましたが、高裁が決定を取り消しました。
弁護団によりますと、再審決定が取り消されたあとに再び認められたのは、昭和23年、熊本県で夫婦2人が殺害されたいわゆる「免田事件」以来だということです。
また、共犯として殺人などの罪で懲役刑が確定し、その後死亡した原口さんの元夫の遺族が求めた再審についても、鹿児島地裁は認める決定を出しました。
弁護団の森雅美団長は「裁判所も国民の声を聞き、慎重かつ十分に検討を行った結果、このような結論に至ったと思う。本人もこの日を待っていたと思うので本当によかった」と話していました。
鹿児島県警察本部は「再審決定は承知しているが、コメントは差し控えたい」としています。
裁判所の勧告で証拠開示
今回の再審請求で、裁判所は検察に対し、弁護団が求めた証拠を開示するよう積極的に促しました。
裁判所からの勧告を受けて、検察は、遺体の解剖や事件現場の様子を撮影したネガフィルムを相次いで開示し、合わせて1700枚余りの写真が新たに現像されました。このうち、おととし11月に開示されたネガフィルムの中の、遺体を解剖した際の写真について、弁護団が専門家に依頼して鑑定した結果、遺体の皮膚に変色が見られないため、首を絞められて窒息死したのではないと主張しました。
弁護団によりますと、窒息死の場合、遺体の血液は重力を受けて体の低い位置に移動するため、その部分の皮膚の色が赤くなりますが、今回開示された、鮮明な遺体の写真には、そうした変化が見られなかったということです。
そのうえで、被害者は殺害されたのではなく、自転車で側溝に落ちて事故死した可能性があると指摘しました。
鑑定にあたった大学教授は証人尋問で、「側溝に転落した際、出血したため皮膚の色が変化しなかった。死因は出血性ショック死の可能性がある」と主張していました。
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