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『沖縄を犠牲にしたまま平和を叫ぶ馬鹿政治?議員も作家も恥を知れ!』


『沖縄を犠牲にしたまま平和を叫ぶ馬鹿政治?議員も作家も恥を知れ!』

  • 沖縄の特別の日
  • 慰霊の日
  • 百田尚樹(恥知らず作家?)
  • 大西英男(恥知らず議員?) 
  • 井上貴博(恥知らず議員?) 
  • 長尾敬(恥知らず議員?) 
  • 木原稔(世が世なら切腹ものだ?)


  1. 高校生の朗詠は感動ものだ。沖縄を、沖縄の心を、私たちは正しく守らなければいけない。
  2. 本土の犠牲にしたり、東京の都合で利用するのは。もってのほかだ。
  3. 2013年のこの日は右翼的な政治家が天皇陛下を担ぎ出して政治的に利用した節がある。万歳三唱に陛下ご自身が戸惑いの表情を見せていたことを胸に刻むべきだ。どこまで沖縄を土足で踏み付け続けるのか。
  4. 少年が沖縄の平和、日本の平和、世界の平和を訴えているとき、議員と作家は沖縄の心を踏みにじっていたのだ。恥を知れと言うべきだろう。



http://mainichi.jp/select/news/20150624k0000m040130000c.html

沖縄慰霊の日:17歳知念捷さんが朗読した平和の詩=全文

毎日新聞 2015年06月23日 22時22分(最終更新 06月24日 00時58分)

知念捷さん=沖縄県糸満市摩文仁の平和祈念公園で2015年6月23日午前10時6分、野田武撮影

 沖縄は23日、沖縄の全戦没者を追悼する「慰霊の日」を迎えた。1945年6月23日に3カ月近く続いた旧日本軍の組織的戦闘が終結してから今年で70年。沖縄県などが糸満市の平和祈念公園で営んだ「沖縄全戦没者追悼式」では、沖縄県立与勝(よかつ)高校(うるま市)3年の知念捷(ちねん・まさる)さん(17)が、自作の平和の詩「みるく世がやゆら」を朗読した。全文は次の通り。


          ◇

「みるく世(ゆ)がやゆら」知念 捷

みるく世がやゆら

平和を願った 古(いにしえ)の琉球人が詠んだ琉歌(りゅうか)が 私へ訴える

「戦世(いくさゆ)や済(し)まち みるく世ややがて 嘆(なじ)くなよ臣下(しんか) 命(ぬち)ど宝」

七〇年前のあの日と同じように

今年もまたせみの鳴き声が梅雨の終りを告げる

七〇年目の慰霊の日

大地の恵みを受け 大きく育ったクワディーサーの木々の間を

夏至南風(かーちーべー)の 湿った潮風が吹き抜ける

せみの声は微かに 風の中へと消えてゆく

クワディーサーの木々に触れ せみの声に耳を澄ます

みるく世がやゆら

「今は平和でしょうか」と 私は風に問う

花を愛し 踊りを愛し 私を孫のように愛してくれた 祖父の姉

戦後七〇年 再婚をせず戦争未亡人として生き抜いた 祖父の姉

九十才を超え 彼女の体は折れ曲がり ベッドへと横臥する

一九四五年 沖縄戦 彼女は愛する夫を失った

一人 妻と乳飲み子を残し 二十二才の若い死

南部の戦跡へと 礎(いしじ)へと

夫の足跡を 夫のぬくもりを 求め探しまわった

彼女のもとには 戦死を報せる紙一枚

亀甲墓に納められた骨壺には 彼女が拾った小さな石

戦後七〇年を前にして 彼女は認知症を患った

愛する夫のことを 若い夫婦の幸せを奪った あの戦争を

すべての記憶が 漆黒の闇へと消えゆくのを前にして 彼女は歌う

愛する夫と戦争の記憶を呼び止めるかのように

あなたが笑ってお戻りになられることをお待ちしていますと

軍人節の歌に込め 何十回 何百回と

次第に途切れ途切れになる 彼女の歌声

無慈悲にも自然の摂理は 彼女の記憶を風の中へと消してゆく

七〇年の時を経て 彼女の哀しみが 刻まれた頬を涙がつたう

蒼天に飛び立つ鳩を 平和の象徴というのなら

彼女が戦争の惨めさと 戦争の風化の現状を 私へ物語る

みるく世がやゆら

彼女の夫の名が 二十四万もの犠牲者の名が

刻まれた礎に 私は問う

みるく世がやゆら

頭上を飛び交う戦闘機 クワディーサーの葉のたゆたい

六月二十三日の世界に 私は問う

みるく世がやゆら

戦争の恐ろしさを知らぬ私に 私は問う

気が重い 一層 戦争のことは風に流してしまいたい

しかし忘れてはならぬ 彼女の記憶を 戦争の惨めさを

伝えねばならぬ 彼女の哀しさを 平和の尊さを

みるく世がやゆら

せみよ 大きく鳴け 思うがままに

クワディーサーよ 大きく育て 燦燦(さんさん)と注ぐ光を浴びて

古のあの琉歌(うた)よ 時を超え今 世界中を駆け巡れ

今が平和で これからも平和であり続けるために

みるく世がやゆら

潮風に吹かれ 私は彼女の記憶を心に留める

みるく世の素晴らしさを 未来へと繋ぐ

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