あらかわえい-荒川医
英国の展示会で福島産の野菜スープを配るパフォーマンスが風評被害を助長するとして物議を醸している。
正直、率直に、何をやっているのか理解できない。「このスープは安全か?自分で判断しろ」なんて言われたら、じゃあ危険なのかと思うものだ。
福島の人は迷惑がっている。彼の行為は風評被害を煽っているように見える。営利妨害。自己満足だけで多くの人に迷惑を掛けるのはイスラム国に参加する北大生と同じようなものだろう。
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福島産野菜“芸術”スープ、英で物議
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今、イギリスで開催中の展示会で、日本人アーティストが作った作品が物議を醸しています。作品は福島産の野菜を使った「スープ」。いったい何が起きているのでしょうか。
イギリスのロンドンで毎年開かれる芸術イベント。今年、イギリスのBBCテレビが取材するなど、注目されているのが、福島県出身のアーティスト、荒川医(あらかわ・えい)さんらが手がけたパフォーマンスです。
「こちらではスープを配るパフォーマンスが行われています」(記者)
配られているのは福島産の切り干し大根と干ししいたけを使ったスープ。壁には緑色に着色されたスープの写真が・・・。どういった意図があるのでしょうか。
「『このスープは安全かどうか、自分で考えてください』という疑問を投げかけるようなアートを作りたかった」(荒川 医 さん)
スープに使われる野菜は、いずれも放射能の値を測定し、「安全」が確かめられた材料です。しかし、福島についての固定観念や漠然とした不安は根強いのです。
「飲みきるか分からない。ひと口で十分リスクがあるかも・・・」(女性)
なぜ、こうした固定観念を抱くのか。参加者が考え、議論するきっかけを作りたかったという荒川さん。しかし、イギリスメディアの一部は・・・。「核スープ」(イブニング・スタンダード紙)、「彼女は生きて帰れるのか?」(ガーディアン紙)と、センセーショナルな見出しとともに取り上げました。
実は福島産の野菜に対し、日本で行われている放射性セシウムの検査の基準はEUと比べて10倍以上厳しいのですが、そうしたことも報道されませんでした。
今回の荒川さんによるパフォーマンスが、むしろ福島への風評被害を助長した側面は否めません。
ロンドンの福島県人会の会長は憤りをみせます。
「福島の食の安全を本当に訴えたいのなら、もっと資料とかを用意して真剣にやるべきではないか」(ワールド福島県人会 満山喜郎 会長)
会場には使用した野菜の放射性物質を測定した結果がはられていましたが、なぜか日本語でした。
Q.誤解をあおっているのではとの意見もあるが――
「疑問を投げかけることで『このスープは安全です』というメッセージが届かない人にも、ちょっと考えてもらうことができるのでは」(荒川 医 さん)
このパフォーマンスはアート・フェアの最終日、18日まで続く予定です。(17日23:59)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2325816.html
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